2017-11-29 第195回国会 参議院 予算委員会 第1号
これをちょっと御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)明らかにその実現すべき目標とされていたのは、健康で教育レベルの高い中産階級社会というものを実現しようとされていた。
これをちょっと御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)明らかにその実現すべき目標とされていたのは、健康で教育レベルの高い中産階級社会というものを実現しようとされていた。
今、中国だとかブラジル、ロシア、いろんな国見ていますと、全部、経済は成長しても国民の所得の格差が広がって、それが深刻な問題になって、政治的にも非常に不安定な状況をつくり出すことさえもあったけれども、日本は見事にこうした経済成長と所得格差の抑制というのを成功させて、そして安定した、そして健康で教育レベルの高い中産階級社会づくりをつくり上げることに成功したわけです。
それによってアメリカが偉大なる中産階級社会に一時期なったわけで、ある意味、日本もそのモデルを戦後踏襲したわけです。
さらには、この時期の税制というものの改正も確実に行われて、所得税の累進課税率も七五%まで最高税率高められて、そして全体として、ある種日本の社会として求められる姿というものは、言うなれば健康で教育レベルの高い中産階級社会を拡大していくということが大きな国家目標として設定をされて、そしてそれを実現するためにこういった様々な政策というものが組み立てられて、それらの政策効果が収れんして戦後の健康で教育レベル
かつて我が国は、いわゆる健康で教育レベルの高い中産階級社会をつくるんだというので、かなり各省庁共に連携して制度設計してきましたよ。その制度が今の我が国の制度ですよ。しかし、もう耐用年数過ぎている。確実に今後は、そういう大きな視点から活力ある健康長寿社会をつくらなければならない。
こうやって我が国の社会の活力をどうやってつくるかということを考えたときに、当時の人たちは健康で教育レベルの高い中産階級社会をつくろうと、それを広げていこうという観点で一定の合意があったわけです。
それは何であったかといえば、健康で、そして教育レベルの高い中産階級社会を育て広げていくと、こういう大きな国家目標がその中にはありました。 この表を御覧になってお分かりになると思いますけれども、その結果として我が国は高度経済成長にその後入るわけです。高度経済成長に入る前に、もう既にそういう準備を岸内閣と池田内閣がしてくれていました。
ここの一つのキーワードは、やはり健康で教育レベルの高い中産階級社会という一つのイメージができていて、それを実現するために、非常にパッケージでいろんな政策が同じ方向を向いていたというのが、私は一つの大事なポイントだったと思います。
、この人口が二〇三〇年になりますと恐らく四億人から五億人、つまり日本の現在の人口の四倍からひょっとしたら五倍ぐらいの人口の非常に豊かな中産階級の世界というのがアジアに現れるということが、これが一つ重要なポイントでありますが、同時に、日本あるいは台湾、韓国、それからシンガポール、このくらいの国を除きますと、ほかの国は、二〇三〇年になってもいわゆるほとんどの人たちが中産階級の人たちである、そういう中産階級社会